Details

Autor(en) / Beteiligte

• 天野憲一
• 青木純江
• 京野かおり
• 須藤恒久

Titel

A-11 Weil-Felix反応OXK抗原に存在する恙虫病患者血清との反応成分について

Ist Teil von

• 日本細菌学雑誌, 1993, Vol.48 (6), p.750-750

Ort / Verlag

日本細菌学会

Erscheinungsjahr

1993

Link zum Volltext

Quelle

Elektronische Zeitschriftenbibliothek - Freely accessible e-journals

Beschreibungen/Notizen

• Weil-Felix(WF)反応はプロテウスの特定株がリケッチア症患者血清と凝集することを利用してリケッチア症の診断法として用いられてきた. 最近になって紅斑熱グループリケッチアとOX2の共通抗原がLPSであることが明らかにされた. 今回われわれは恙虫病リケッチア(RT)とOXKの共通抗原を検索し, OXKのLPSと37Kポリペプチドが共通抗原の可能性があることを報告する. 17名の患者ペア血清中WF反応陽性が14名, ELISAではOXK-WCに対してIgGの上昇が2名, IgMの上昇が16名となった. OXK-LPSに対してはIgGは1名, IgMは10名に上昇がみられた. イムノブロット(IB)では12名のIgMがLPSと反応し, すべてのIgGおよびIgMが37Kポリペプチドと反応していた. さらにわれわれはOXK-WCに対する家兎免疫血清を用い, RT-WCとの反応性をIBで観察したところ, 37Kポリペプチドと反応していることが判った. この事より, このポリペプチドがOXKのLPSまたは37Kとの共通抗原である可能性が大きい.