Details
- Autor(en) / Beteiligte
- Titel
- ラック色素のアンモニア処理および構造解析
- Ist Teil von
- 食品衛生学雑誌, 2016/12/25, Vol.57(6), pp.193-200
- Ort / Verlag
- 公益社団法人 日本食品衛生学会
- Erscheinungsjahr
- 2016
- Quelle
- Free E-Journal (出版社公開部分のみ）
- Beschreibungen/Notizen
- ラック色素の主成分ラッカイン酸類とコチニール色素の主成分カルミン酸は，アントラキノン骨格を持った水溶性の色素化合物で，その色調は酸性溶液では橙色，中性溶液で赤色，アルカリ性溶液で紫色を示す．カルミン酸をアンモニア処理して得られる4-アミノカルミン酸は酸性条件下でも赤紫色を示し，耐酸性カルミンとして食品に添加される事例が報告されている．本研究はこの報告をもとに，ラック色素をアンモニア処理し，酸性条件下での色調の確認とその主色素成分の構造解析を行った．主色素成分として，4-アミノラッカイン酸Cを同定するとともに，LC/MS分析の結果，アンモニア処理ラック色素は4位のヒドロキシ基にアミノ基が置換した4-アミノラッカイン酸類を主色素成分とすることが確認された．
- Sprache
- Japanisch
- Identifikatoren
- ISSN: 0015-6426eISSN: 1882-1006DOI: 10.3358/shokueishi.57.193Titel-ID: cdi_jstage_primary_article_shokueishi_57_6_57_193_article_char_ja
- Format
- –
- Schlagworte
- 4-アミノラッカイン酸, ラック色素, 耐酸性カルミン